勤労とは生きることなのか

皆さん勤労は好きだろうか。

多分だけど、多くの人々が「働きたくない」と感じていることだろうと思う。
その理由は複雑であり個人によって異なるが、その種類は無限に想像できる。
プロジェクトの締め切り、上司や同僚との人間関係、業績目標の達成など、さまざまな要因がストレスの原因となる。
仕事への興味や情熱がない場合、毎日同じ仕事をこなすことが退屈で苦痛に感じられることもある。人々は自分の関心や情熱に合った仕事をすることで、仕事に対するモチベーションを高めることができるが、そうではない人も多いだろう。
プライベートの時間が削られることが苦痛な人もいるかもしれない。
しかしながらなぜだろうか。こういった明確な理由もないけどとにかく仕事をすることが嫌な人もいる。
ゆーたら「働きたくないから働きたくない」のである。

では勤労はクソなのか。
それが意外とそうでもない。

例えば、ある日あなたが宝くじで1兆円当たったとする。
そうなったときに、その日のうちに今の仕事を辞めるだろうか。
いや、辞めるよね。1兆円は言いすぎた。
2億円くらいにしようか。
年収500万円(税込み)の人の40年分である。

豪遊三昧とはいかないかもしれないが、そこそこ一般的な人生を歩めるのではないだろうか。
さりとて本当に一切働かなくてもいいのだろうか。
まず、仕事を辞めた場合、人とのつながりが失われる可能性がある。
職場は私たちにとって社会的な繋がりを築く場所であり、
同僚や上司、クライアントとの関係は人生に欠かせない。
しかし、仕事を辞めた場合、これらのつながりは薄れ、孤立感が生まれる可能性が高まるだろう。
富を手にしたとしても、人との絆は金では買えない。

次に、生きがいが失われる可能性がある。
仕事は私たちにとって単なる収入を得る手段ではなく、目的や充実感を提供する。仕事には課題を克服し、成果を上げるという喜びがある。
また、職場での成功や貢献感は、自己肯定感を高め、心の充実感をもたらす。
仕事を辞めると、これらの要素が失われ、何をすべきか、何に生きがいを見出すべきかが問わることになる。
自分が誰かに必要とされている実感や、何かに貢献できている感覚は豊かな人生に必要なものだ。

最後に、時間があまりすぎることが問題だ。
仕事を持っていると、日々のスケジュールが充実しており、時間の使い方に制約が生まれる。
しかし、仕事を辞めると、突如として大量の自由な時間が手に入る。
これは一見うれしいことのように思えるが、実際には時間の過ごし方に悩むことが多くなるだろう。長い休暇や退職後に何をするか計画することは、精神的に負担がかかることもあるだろう。
試しに、自分が休みにやりたいことをすべて書き出して、自分が使える時間と比べてみた時に、どれくらいの差があるのか考えてみたらいい。きっと恐ろしく退屈な人生になることに気付くだろう。

勤労、それは生活を維持し、自己実現を果たすための手段として、私たちの日常に欠かせない要素である。だってお金は必要なのだもの。
でもただお金を稼ぐためだけのものではない。
「働きたくない」と思うことも人生の一部なのである。

ここは、就職・転職・退職・企業・独立・副業などなど、働くことについて綴るブログである。

生きたり働いたりすることの参考にしたり、しょうもないと嘲笑したりするのに使ってほしい。

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